21世紀型自然災害のリスク軽減に関するプロジェクト
研究目的:
平成23年3月の東日本大震災がもたらした未曾有の被害により,あらためて巨大地震の恐ろしさを思い知らされました.さらに,平成23年9月に日本列島を襲った台風12号は観測史上最大級の豪雨災害をもたらすとともに,その直後の台風15号は東海・関東の都市域に大きなダメージを与え
ました.また,平成24年7月には九州北部で記録的な豪雨災害が発生しています.東日本大震災における津波被害にしても,集中豪雨による出水被害にしても,我が国の社会・経済活動が,被災ポテンシャルの高い平野部に集中していることが被害を拡大した一要因となってい
ます.さらに気候変動に伴う豪雨災害は世界規模で頻発しており,我々が想定すべき自然災害に対するリスクは,この数十年の間に急速に増大しています.本研究プロジェクトでは,都市域での震災や,集中豪雨に伴う流域圏の水害・土砂災害など,現代社会が直面している自然災害を「21世紀型自然災害」と位置付け,そのリスクを適正に評価し,かつ軽減をはかる方策を提案してゆくことを目的と
しています.
研究体制:
本研究プロジェクトでは,自然災害のリスク軽減に関する以下の5つの研究テーマを設定し,テーマリーダーの下で研究者間の連携をはかりつつ研究を遂行
していきます.
研究テーマ:
研究テーマ 1: 連動型巨大地震に対する土木構造物の安全性と修復性の向上に関する研究
(テーマリーダー:葛 漢彬 教授(名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科))
研究テーマ 2: 大空間構造物の耐震安全性評価による震災リスクの軽減
(テーマリーダー:武藤 厚 教授(名城大学理工学部建築学科))
研究テーマ 3: 豪雨および水災事象の発生機構とリスク軽減方策に関する研究
(テーマリーダー:原田守博 教授(名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科))
研究テーマ 4: 水工学−地盤工学の連携による沿岸域低平地の自然災害リスク軽減への挑戦
(テーマリーダー:小高猛司 教授(名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科))
研究テーマ 5: 「中核被災者」を主体とした被災限界からの自律再建メカニズムの解明
(テーマリーダー:柄谷友香 教授(名城大学都市情報学部都市情報学科))