ニュース & イベント

2014年 2月7日 「名城大学自然災害リスク軽減研究センター」第2回定期講演会が開催されました.

 ■日時 / 2014年2月7日(木) 17:00〜18:40

 ■会場 / 名城大学 天白キャンパス 研究実験棟U 多目的室(2F K261室)

 ■講師 / 中部地方整備局 総括防災調整官    井口泰行氏
             企画部 建設専門官 富田直樹氏

 ■内容 / 中部地方における災害に対する取り組み

 

 2月7日に,名城大学自然災害リスク軽減研究センター(NDRR)平成25年度第2回定期講演会が開催されました. 国土交通省中部地方整備局のお二人を講師にお招きし,中部地方の災害に対する取り組みについてご講演いただきました.
 富田直樹氏には「最近の災害概要と中部地方整備局の対応について」と題し,2011年9月に紀伊半島で大規模土砂崩壊を引き起こした台風12号災害や,昨年10月に伊豆大島で大規模土石流・引き起こした台風26号災害を例にして,TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)として災害初動調査の最前線に立たれた経験を交えて,災害時の状況について詳細にお話いただくとともに,中部地方整備局の災害対応の取り組みについて説明していただきました.
 井口泰行氏には「南海トラフ巨大地震対策について」と題して,ポスト東日本大震災時代の中部地方の取り組みについてご講演いただきました.南海トラフ地震は,阪神大震災と東日本大震災をあわせたような地震であることを想定して対策しなければならないこと,そのために中部圏戦略会議を立ち上げ,土木・建築はもちろん,警察,消防,自衛隊,経済,運輸,通信,物流など様々な関係機関が連携して南海トラフ地震に向けての防災ならびに発災後の対策を検討していることを紹介いただきました.そのような中,大学の防災に対する役割の重要性にも触れられ,本センターが推進している実務に直結した防災研究への期待にも言及されました.次の日の大雪が心配される寒い日でしたが,終始熱のこもった語り口で聴衆を魅了し,講演の最後には,聴講しているたくさんの学生に向けて,・イを持って仕事をするようにと熱いエールを送っていただきました.
 すでに定期試験も終わり一般学生が少ない時期でしたが,主催者の予想を大幅に上回る一般聴講者,教員,大学院生および学部生の119名が参加しました.また,講演会場の前には中部地方整備局 企画部の皆様のご協力により,災害に対する取り組みに関するパネル展をしていただきましたが,講演会の前後に多くの参加者が熱心に見入っていました.

 
     講演される富田氏              講演される井口氏          

  熱心に講演を聴く参加者の様子

2014年 2月7日 「木質住宅の耐震性能に関する公開実験 〜標準的な在来工法を模擬した単位       フレームの震動実験〜 」を開催しました

 ■日時 / 平成26年2月7日(金) 18:50〜20:00 

 ■場所 / 名城大学 天白キャンパス 構造耐震実験室(K-181)

 ■内容 / 直下型地震を受ける木造2階建住宅の骨組を再現したデモ実験

 ■主催 / 名城大学 自然災害リスク軽減研究センター(NDRR)

     名城大学 理工学部・建築学科・武藤研究室


 名城大学自然災害リスク軽減研究センター(NDRR)平成25年度第2回定期講演会に引き続き,構造耐震実験室に場所を移して「木質住宅の耐震性能に関する公開実験」を開催しました.NDRRプロジェクトの一つである各種構造物の耐震性能評価手法の開発の一貫で,在来工法を中心とした住宅用構造部材の耐震実証実験のデモンストレーションを行ったものです.
 中部地方で実務に携わる建築関係者を含むおよそ30名の参加者や報道関係者が見守る中,武藤教授の解説を交えながら,筋交いと耐震金物で補強された壁構造部材を本センターの3次元震動台を用いて,震度5程度から阪神大震災相当までの数段階にわけて震動させるデモ実験を行いました.この研究は,南海トラフ地震などの大地震も念頭において,在来工法を中心とした各種戸建て住宅の骨組みの地震時挙動の解明や,各種の耐震工法などの補強対策の検討,コンピューターシミュレーション手法の検証などに役立てるためのものです.
 実験後も建築関係の参加者を中心に実験体を囲んで熱心に議論を続けられており,本研究への関心の高さがわかりました.

 
      公開実験の様子(1)           実験結果を解説する武藤教授          

  公開実験の様子(2)

2014年 2月 1日 「木質住宅の耐震性能に関する公開実験 〜標準的な在来工法を模擬した単位       フレームの震動実験〜 」開催のご案内

 ■日時 / 平成26年2月7日(金) 18:45〜19:15(予定)  ※行事が追加されしました!

 ■場所 / 名城大学 天白キャンパス 構造耐震実験室(K-181)

 ■内容 / NDRRプロジェクトの一つである各種構造物の耐震性能評価手法の開発の一貫で、

     木質構造の耐震実証実験のデモ実施します.直下型地震を受ける木造2階建住宅の

     骨組を再現.

 ■主催 / 名城大学 自然災害リスク軽減研究センター(NDRR)

     名城大学 理工学部・建築学科・武藤研究室

    チラシ:pdf (174kB)

 

2014年 1月26日 「名城大学自然災害リスク軽減研究センター」第2回定期講演会開催のご案内

 ■日時 / 平成26年2月7日(金) 17:00〜18:30  ※時間が最終確定しました!

 ■会場 / 名城大学 天白キャンパス 研究実験棟U 多目的室(2F K261室)

 ■講師 / 中部地方整備局 総括防災調整官    井口泰行氏
             企画部 建設専門官 富田直樹氏
             

 ■内容 /伊豆大島災害などの災害と中部地方の防災について

    チラシ:pdf (765kB)

 

2013年 12月12日 「名城大学自然災害リスク軽減研究センター」第1回定期講演会が開催されました.

 ■日時 / 2013年12月12日(木) 17:30〜18:30(予定)

 ■会場 / 名城大学 天白キャンパス 研究実験棟U 多目的室(2F K261室)

 ■講師 / 京都大学防災研究所 五十嵐晃教授

 ■内容 / 免震・制震橋梁と2方向地震動入力応答について

 12月12日に,名城大学自然災害リスク軽減研究センター(NDRR)平成25年度第1回定期講演会が開催されました.講師の京都大学防災研究所五十嵐晃教授が「免震・制・k橋梁と2方向地震動入力応答について」と題し,橋梁の免震・制震の基礎,最新研究成果特に2方向地震動入力応答,今後の研究の展開と方向について講演されました.教員,大学院生および学部生の約80名が参加しました.講演後に,参加者から多くの質問やコメントがあり,活発な意見交換が行われました.

      講演中の様子(その1)           講演中の様子(その2)

     質疑応答の様子(その1)          質疑応答の様子(その2)

2013年 12月2日 理工学研究科建築学専攻M2村本駿氏が日本建築学会大会で優秀発表賞を受賞

受賞者:村本駿さん(大学院理工学研究科建築学専攻M2,武藤厚教授研究室)

受賞名:日本建築学会大会シェル・空間構造部門優秀発表賞

受賞日,開催地:2013.12.2 北海道大学

受賞テーマ:RC曲面構造における複合非線形挙動の予測に関する試み

      -その8 RCアーチの振動破壊性状とCFシートの補強効果について-

日本建築学会大会シェル・空間構造部門優秀発表賞は,2009年度に日本建築学会・シェル空間構造運営委員会により創設され,建築学会大会において社会人を含む30才以下の若手による優秀な研究発表に対して研究の促進と奨励を目的に授与されるものです.今回受賞した研究は,大スパンの鉄筋コンクリート(RC)アーチ・シェルの耐震性能向上を研究目的とし,振動破壊実験と解析的検証により,動的な現象の追跡と炭素繊維シートによる補強効果について分析したものです.本人談;「多くの先輩方が研究を積み重ねてきた成果であり,今後も後輩に託しながら研究を進めて行きたいと思います.」

              

2013年 12月2日 理工学研究科建設システム工学専攻M1丸山陸也が平成25年度土木学会全国大会優秀講演賞を受賞

受賞者:丸山陸也さん(大学院理工学研究科建設システム工学専攻M1,葛漢彬教授研究室)

受賞名:平成25年度土木学会全国大会(第68回年次学術講演会)優秀講演賞

受賞日,開催地:2013.9.6 日本大学

受賞テーマ:SPDのサイズが鋼アーチ橋の耐震性能に及ぼす影響に関する検討

本研究は,地震時に大きな損傷を受ける部材をエネルギー吸収性能の優れたデバイス(制震ダンパー)に限定して主構造部材の損傷を極力低減させる制震設計法の研究開発の一環であり,せん断パネルダンパー(SPD)を鋼アーチ橋へ適用する際に,強度比を一定とした場合,パネル高さを変化させ,都市直下型地震と海溝型地震を対象とした地震応答解析を行い,SPDの変形性能,エネルギー吸収性能,及び端柱・アーチリブ基部における支点反力に着目し,異なる地震動を受ける鋼アーチ橋の耐震性能に及ぼすSPDのサイズの影響について検討しました.その結果,長時間地震波において,端柱基部のせん断力を減らすには,パネル高さを小さくしたほうがせん弾力が減少するため効果的である.また,SPDによる・ァ震効果が高い地震波は都市直下型地震波であり,平均して各種支点反力の応答値が小さく,SPDの変形性能を示す最大せん断ひずみがパネル高さや設置箇所にかかわらず最も大きい.そして,海溝型地震波と都市直下型地震波では全てのSPDにおいて,パネル高さが小さくなるに従ってSPDの変形性能,エネルギー吸収性能が単調に増加することを明らかにしています.

なお,本研究は,自然災害リスク軽減研究センターから助成を受けて実施したものです.

2013年 11月 30日 愛知県測量調査業協会の年報にて本センターの紹介が掲載されました

一般社団法人 愛知県測量調査業協会の年報「方位」第36号にて, 特集「南海トラフ巨大地震への減災対策と最前線に立つ技術者の備えについて」の中で,「大学が取り組む減災研究について」というテーマで本センターの取り組みに関する紹介が15ページにわたり掲載されました.

2013年 10月22日 建築学科武藤ゼミが白雲閣とオアシス21のイベントで研究発表

 理工学部建築学科の武藤厚教授研究室が10月13日,名古屋市などが主催する「第3回白雲閣なごや歴まちびと・Xテーション事業」への出展依頼により参加しました.イベントはあいちトリエンナーレ2013オープンアーキテクチャーの特別連帯事業の一環で実施されたものです.「白雲閣」は,岐阜県白川村にあった合掌造りの民家.ダム建設のため昭和30年代に名古屋市緑区大高町に移築され,高級料亭として知られました.現在休業中ですが,今回は地域のイベントのために一般に開放されました.大高地区の歴史や白雲閣が現在に至る経緯などのパネル展示やスクリーンを使った説明が行われ,学生たちは,合掌造り構造物に関する研究の成果として,3次元CGや構造体再現模型を用いて発表しました.

 10月22日には,栄オアシス21で行われた「愛知県建築士事務所協会キャンペーンinオアシス21」の構造デザイン関連での出展依頼により参加.耐震や太陽光発電,建築相談などの建築に関係する団体のブースの一角に建築・耐震コーナーを開設し,構造物の解析事例や建築模型を展示.訪れる人々に建築物の構造特性等の説明を行いました.また,・俣,大工のあり方について学ぶ「大工塾」の学生たちが実演で用いた6畳ほどの小屋組を寄贈してもらい,名城大学研究実験棟Uにある重量実験棟内に構造用教材として設置.講義の中で建築の構造理解に活用中です.

2013年 8月 10日  株式会社デンソーの技術会会報にて本センターが紹介されました

株式会社デンソーのデンソー技術会会報「sandpit 8月号(No.205)」にて,本センターが紹介されました.数万人のデンソーグループの社員のみなさんが読まれているとのことです.

  紹介記事抜粋:pdf (199kB) 

2013年 6月 1日 本センターのパンフレットと研究紹介冊子をUPしまし・ス

開所イベントにて参加者に配付いたしました「名城大学自然災害リスク軽減研究センター」の パンフレットと研究紹介(施設案内参加者のみに配付)のWEB版を公開しました.

  パンフレット:pdf (488kB)

  研究紹介pdf (3.4MB)

2013年 5月 31日 「名城大学自然災害リスク軽減研究センター」開所記念イベントが開催

   2013年5月31日(金) にセンター開所イベントが開催されました.

  第一部 特別講演会 13:00〜15:30 会場:名城ホール(共通講義棟北 N101)

     ○開会あ・「さつ,センターの概要説明

     ○特別講演

      1.中部の巨大災害に備える社会基盤 〜 スーパー伊勢湾台風を例に

        ― 辻本哲郎氏(名古屋大学大学院教授)

      2.空間構造の美しさと安全性

        ― 斎藤公男氏(日本大学名誉教授,元建築学会会長)

    

    小林明発副学長による主催者代表挨拶   小高猛司センター代表の概要説明

    

        辻本哲郎氏による特別講演           斉藤公男氏による特別講演

    

    一般の方を含む300名以上の参加者     中部地方整備局協力の併設パネル展

  

  第二部 センター研究説明と施設案内 15:50〜17:20 会場:研究実験棟U 多目的室  

    

     葛 漢彬教授によるテーマ1の説明     武藤 厚教授によるテーマ2の説明

    

     原田守博教授によるテーマ3の説明    柄谷友香准教授によるテーマ5の説明

    

      第2部研究紹介の会場の様子  岩下健太郎准教授による劣化環境促進装置の説明

    

 渡辺孝一准教授による大型構造実験システムの説明  3次元震動台で震度7を体験する参加者

    

     溝口敦子准教授による急勾配水路の説明 小高猛司教授にょる動的中型三軸試験機の説明

           

             研究実験棟Uのエントランスホールで開催した併設パネル展

 

第三部 情報交換会 17:50〜19:30  会場:タワー75 レセプションホール

 

2013年 5月 1日 「名城大学自然災害リスク軽減研究センター」開所記念イベント開催のご案内

 ■日時 / 2013年5月31日(金)13:00〜       イベントポスター:pdf (245kB)

 ■場所 / 名城大学 天白キャンパス

 ■内容

  第一部 特別講演会 13:00〜15:30 会場:名城ホール(共通講義棟北 N101)

     ○開会あいさつ,センターの概要説明

     ○特別講演

      1.中部の巨大災害に備える社会基盤 〜 スーパー伊勢湾台風を例に

        ― 辻本哲郎氏(名古屋大学大学院教授)

      2.空間構造の美しさと安全性

        ― 斎藤公男氏(日本大学名誉教授,元建築学会会長)

  第二部 センター研究説明と施設案内 15:50〜17:20
              会場:研究実験棟U 多目的室

  第三部 情報交換会 17:50〜19:30 (会費:3000円)
              会場:タワー75 レセプションホール

過去のニュース&イベントはこちらへ